膝痛

『ほんの少しの散歩や階段の登り降り、久しぶりの運動時などに膝がズキっと痛む』

こんなお悩みの方が、最近よくご相談にいらっしゃいます。

スポーツ現場でも、膝の負傷は選手生命にも大きな影響を与えます。

高齢者になってくると、膝関節の変形を引き起こす方もいらっしゃいます。
いわゆるO脚やX脚と言われるもので、女性に多く発症し痛みはもちろん、見た目も大きく変わってしまうため若いうちから予防をするという方も少なくありません。

一言で“膝の痛み”と言っても、膝の疾患には症状名がたくさんあります。
例えばレントゲンには写らないものだけでも

・四頭筋腱障害
・膝蓋上嚢障害
・腸脛靱帯障害
・半月板損傷
・膝窩筋炎
・総腓骨神経障害
・ジャンパー膝
・脂肪体障害
・関節炎
・関節包炎
・鵞足炎滑液包炎
・伏在神経障害
etc.

これだけのものが挙げられます。
これだけ症状名があるということは、それだけ膝周りには“様々な組織が存在している”という事が言えます。

先ずはこれらをしっかりと鑑別するということが回復していく上での最短ルートには近づきますが、そもそも膝関節は“不安定な関節”であるという事を認識する事もとても大切です。

膝関節は、構造的に骨同士での安定性が保ちにくい関節になっている為、安定性を靭帯や腱などといった軟部組織に頼らざるを得ない仕組みになっています。

その上、膝関節は隣接している関節(股関節、足関節)からの影響を非常に受けやすくなっている事から、それぞれの機能が十分に働く事が膝関節の機能を正常化させる必要条件となってきます。

この様に、身体の各所では“運動連鎖”という仕組みによって全身の筋肉や関節は双方に影響を受け合って機能しています。

長く治療や施術を受けていても、思うよな改善や回復を感じられていない方は、この“運動連鎖”の破綻によって日常生活でのダメージ量を減らせていない事にある可能性が高いです。

当院のオーダーメイド整体では、施術をする前に先ずは全身の機能をしっかりと検査します。
『支える』『動かす』といった身体の働きが正常に機能しているかどうかをチェックし、その中で機能が破綻してしまっている箇所を『根本的な問題点』だと判断します。

更にそれを患者様の『痛み』や『不安』と結びつける事で、結果的に症状を改善するための最短ルートを見つけることができ、患者様それぞれが望む身体の状態にまでご案内する事が可能となっております。